漫画のデッサン。
これは漫画家を目指している人に言いたいのですが、特に最近はデジタルで漫画を描いている人も多いので、よく勘違いされていることを書きます。
人間の体の動きなどを描くときにデジタルの3D人形をトレースして描く方法とか
を指南してることをしばしば見かけますが、あんなのでちゃんとした漫画は
作れません。
GANTZの単行本1巻のメイキングでもよく勘違いされていたのですが、例えば。
こんな風に背景と一緒に3Dno人形が立たせてあります。
しかし、僕としてはこの人形は人物を描くのに結構邪魔だったりします。
絵を描いた事のある人だと想像できると思いますが、
こんなの下にしいても参考にもならないしごちゃごちゃして余計描きづらいです。
では、なぜ3D人形が立たせてあるかといいますと、単にアシさんの気分としか
いいようがないのです。僕は何度も 3D人形無しでお願いします、と何度もいいつづけているのに、こうなってるので。
人物デッサンはたゆまぬ努力でしか身に付きません。誰かに教えてもらうのではなく、自分で工夫して考え抜いて努力を重ねた人だけが、手にすることができる
ものです。くれぐれもデジタルで楽ができるとか考えないでください。